専門外来
リウマチ科
膠原病・関節リウマチは原因がまだ解明されていない部分も多く、診断のためには、病状の確認だけでなく、血液検査や画像検査(関節レントゲン写真、関節超音波検査)などが必要となります。早期発見・早期治療が重要ですのでちょっとした動作での手足や指にこわばりや関節の痛み、長引く発熱、手指の色調変化を感じたらリウマチ科の受診をお勧めします。
アレルギー科
アレルギー科では、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などアレルギー物質により目や鼻、耳、皮膚、気管、気管支などに色々な症状が出る疾患の診療をおこないます。アレルギーとは食べ物や花粉、ダニなどに対して過剰に免疫がはたらくことで、じんましんや鼻水、目のかゆみ、咳、息切れなどのさまざまな症状を生じる状態です。アナフィラキシーと呼ばれる重篤な状態が引き起こされることもあるため自分のアレルギーを理解しておくことは大切です。
治療方針においては生活環境・日常生活の状況などをお聞かせいただいた上で、様々なアプローチで治療を行うように心掛けています。
代表的な疾患
食物アレルギー(アナフィラキシー・新生児・乳児消化管アレルギー・口腔アレルギー症候群、食物依存性運動誘発アナフィラキシーなど)、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、蕁麻疹、血管性浮腫、アレルギー性鼻炎、花粉症、ラテックスアレルギー、金属アレルギー、薬剤アレルギーなど
代表的な症状
皮膚症状 / かゆみ、じんましん、湿疹赤くなる
呼吸器症状 / 鼻水、鼻づまり、 くしゃみ、咳、 ゼイゼイ・ヒューヒューといった呼吸音
目や口の粘膜症状 / 眼のまわりのかゆみ、充血、 涙、 唇 下の腫れや違和感
消化器症状 / 下痢、嘔吐、吐き気
その他症状 / 脈が速い、血圧低下、意識朦朧、 アナフィラキシー
上記のような症状でお悩みの方は、我慢せず一度ご相談ください。
アレルギー科の検査
アレルギー血液検査、IgE抗体検査、Viewアレルギー39検査(ヤケヒョウダニ、ハウスダスト、スギ、ヒノキ、ブタクサ、卵白、小麦、ソバ、ピーナッツ、キウイ、他)
皮膚科
皮膚科では、皮膚に関するあらゆる症状、悩み、トラブルについて診療・治療を行う診療科です。皮膚は外からの刺激や微生物により様々な疾患を生じます。さらに、体内の異常が皮膚に反映されることもありますので異常が生じたら早めの皮膚科を受診することをお勧めします。
代表的な疾患と症状
皮膚科で扱う具体的な疾患としては、アトピー性皮膚炎、湿疹、皮膚炎、蕁麻疹、足白癬(水虫)鶏眼(うおのめ)胼胝(たこ)褥瘡、疣贅(いぼ)、ヘルペス、虫刺され、かぶれ、帯状疱疹、脱毛症、乾癬、水泡症、火傷、ニキビなど。
症状としては、かゆみ・痛み、かさつき、痛みを伴う水ぶくれ、皮膚の盛り上がり、皮膚の変色、化膿。
皮膚科の検査
真菌検査、皮膚生検、採血による食物アレルギー検査
泌尿器科
泌尿器科では腎臓、膀胱、尿管、副腎、前立腺といった、主に尿に関わる臓器を対象に診察を行います。代表的な疾患として膀胱炎、尿管結石、前立腺肥大症、過活動膀胱等があります。
頻尿や排尿時痛、背部痛、血尿などの症状が有る方はなるべくはやく泌尿器科へ受診することをお勧めします。頻尿の原因ひとつとっても、前立腺肥大症や過活動膀胱、膀胱炎、尿管結石などの良性疾患に加え、前立腺癌、膀胱癌等の悪性疾患の可能性があります。もちろんそれらは各種の検査を行いながら診断していくものとなりますが、やはり悪性腫瘍の除外はなるべく早く行うべきでしょう。
当院では超音波検査、CT検査、MRI検査、尿細胞診検査が可能であり、迅速に診断をすることが可能です。良性疾患においても日常生活に影響をきたすような頻尿や残尿感、排尿時痛、尿失禁等については、泌尿器科を受診することで改善する可能性があります。
何度も夜間に排尿で起きて困る、ちょっとしたことで尿が漏れて困る、最近尿を出しきった感じがしない等でお困りの方はとても多いです。なかなか相談しにくい症状ですし、こんなことで病院に行くのも、と思うことがあるかもしれませんが、当院泌尿器科ではどんな症状でもご相談していただいて大丈夫です。少しでも日常生活で困るようなことがある場合には、早めに泌尿器科へ受診することでその後のQOL(クオリティオブライフ)が大きく変わってきます。
また、背部痛や腰痛、側腹部痛、下腹部痛が有る方は尿管結石の可能性があります。尿管結石は小さければ手術なしでも排石する可能性がありますが、尿管の狭い部分や蛇行した部分は小さな結石でも通過しないことがあります。長期間結石が排石せずに詰まってしまうと、腎臓で作った尿が膀胱までうまく流れず、腎臓にどんどんたまってしまいます。これを水腎といいます。水腎が有る場合は炎症が生じることもあり、腎臓で生じた炎症は全身に波及しやすく、最悪の場合敗血症という状態にいたります。尿管結石は良性疾患ですが、重症化する可能性もある病気ですので、なるべく早く泌尿器科を受診することをお勧めします。
いろいろな尿に関する症状がありますが、患者さんの生活や食事等さまざまな事柄が関係することがあります。当院泌尿器科は明るい外来を心がけていますので、一緒に症状や原因について考えながら治療していきましょう。
代表的な疾患と症状
膀胱炎、尿路感染症、尿管結石、腎結石、排尿障害(前立腺肥大症、神経因性膀胱、過活動膀胱)、悪性腫瘍(腎癌、腎盂癌、膀胱癌、尿管癌、前立腺癌)、頻尿、夜間頻尿、排尿しにくい、尿の勢いが弱い、尿を出し終わるのに時間がかかる、排尿時痛、残尿感、尿失禁、突然の尿意、背部痛
泌尿器科の検査
超音波検査、CT検査、MRI検査、尿細胞診検査