薬剤科 菅谷衣里子
【目的】
高齢になると複数の病気をお持ちの方が増え、75歳以上の高齢者の4割は5種類以上の薬を使っているというデータもあります。多くの薬を使うと副作用を起こし易くなったり、きちんと薬が飲めなくなることがあります。そして、薬剤を整理すると副作用の消失が期待され、さらに医療費の抑制にもつながります。
そこで、入院時の持参薬整理とその結果を調査し、薬剤削減効果および薬効群を検討します。この調査は持参薬整理の意義を明確にし、さらなる推進が期待できます。
【利用方法】
本研究では、診療録から患者さんのデータ(年齢、性別、持参薬鑑別情報、退院時処方)を収集し、解析を千葉県薬剤師会にて行います。
本研究は、千葉県薬剤師会学術倫理審査委員会の承認を得て行っています。
【対象となる方】
2022年4月~2023年3月に当院3階一般・障害者病棟に入院した患者さん
【研究期間】
2024年7月4日~2025年3月31日(利用開始日:2024年7月4日)
【研究の体制】
医療法人社団紫雲会 千葉南病院
理事長 中谷達廣
(研究責任者)薬剤科 菅谷衣里子
一般社団法人千葉県薬剤師会
会長 眞鍋知史
(研究責任者)薬事情報センター長 飯嶋久志
【個人情報の取り扱い】
本研究で得られた個人情報は、氏名等の個人を特定するような情報を削除し、どの患者さんのものかわからないように加工して、厳重に管理します。得られたデータ等は、千葉南病院薬剤科内の鍵のかかるところに保管し、不定期に確認します。また、解析を行う千葉県薬剤師会においても病院と同様に管理します。
千葉県薬剤師会へ匿名化した情報を提供する際は、パスワードで管理したファイルを電子メールで送信します。
なお、学会等での研究成果発表においては、患者さんの氏名などは一切公表しないこととします。
【拒否の申し出について】
研究の対象となる方もしくはその代諾者の方から、情報が本研究に用いられることにご了承いただけない場合には、研究対象から除外させていただきます。2024 年 7 月 4 日の1か月後までに以下の連絡先までお申し出ください。その場合でも、お申し出により研究の対象となる方や代諾者の方に不利益が生じることはありません。ただし、研究実施上、既に個人が特定できない状態での解析の対象となった場合など、除外できない場合があります。
本研究に関するご質問等がありましたら、下記の連絡先までお問い合わせください。
【利益相反】
本研究について利益相反はございません。
研究機関相談窓口:
〒266-0003 千葉県千葉市緑区高田町 401-5
医療法人社団紫雲会千葉南病院
(担当者)薬剤科 菅谷衣里子
043-292-5111 (内線:523)